【建設】CCUSの導入、進んでる?
こんにちは。行政書士の瀬野です。
CCUS(建設キャリアアップシステム)の事はご存じでしょうか。
国土交通省が促進しており、技能者の資格や就業履歴を一元化し、適正評価や建設事業者の業務負担軽減につなげるためのシステムで、2019年4月から運用が開始されています。
国交省は、当初は2019年の開始から5年間(2024年)ですべての技能者を登録すると目標設定していましたが、2023年の末時点で実際に登録している技能者は半分以下です。
*全技能者を約300万人とした場合実際に登録しているのは128万人(出展:国交省)
・・・と、前置きはここまでにして、聞こえてくる現場の声は以下の通りです
- 登録が面倒過ぎる
- 地味に費用も掛かる
- この手続きを事務員さんにお願いしたら辞めてしまった←new
手間暇はともかく、費用については技術者登録料、事業者登録料、管理者ID登録料、そして現場利用料。あと、カードリーダー導入費用もかかります。
この様なデメリットを大きく上回るメリットが分かりやすく明示されないと、なかなか重い腰は上がらないものです。
更にCCUSのシステム登録はネット経由のみなので、PC操作に不慣れだと更に面倒さが倍増すると思います。
では、CCUS導入のメリットはと言うと
- 経審の加点対象になる
- 元受けの立場で、取引実績のない下請事業者でも情報を把握できる
- 建退共の手続きが少しスムーズになる
- CCUS対応業者としてアピールできる
こんな感じでしょうか。
導入については、もう少しお手軽になれば良いのになと思います。